山形銀行統合報告書2024 :: Pro-Act
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 サステナビリティにおけるマテリアリティ 社会および地域から取り組みが強く求められており、かつ当行グループの持続的な企業経営に重大な影響を及ぼすものをマテリアリティ(重点課題)と位置づけております。サステナビリティ方針におけるマテリアリティに基づき、重点的に取り組む内容およびKPIを定め、サステナビリティ経営を強化してまいります。マテリアリティ●ものづくり支援において、技術評価のアップデートや補助金等活用によるコンサルティングを継続し、脱炭素関連など難易度の高い補助金や大型補助金の申請支援により、取り組みの一層の深化を図っていく。●事業承継分野での承継方針に即した具体的な支援と人財育成に加え、EV化を見据えた自動車関連産業の支援や洋上風力事業支援など脱炭素関連事業への関与を強化し、地方創生に継続して取り組む。●営業支援部コンサルティング営業推進室を活用し、自治体との連携を強化し、「持続可能な社会に向けた地域価値の創造」を実現していく。●Scope3の算定・開示を図るとともに、取引先の一次データ収集(CO₂排出量可視化)や脱炭素コンサルティングの拡大、サステナブルファイナンスの積み上げを図る。●当行のカーボンニュートラル(Scope1・2)達成に向け、店舗に順次再エネを導入するとともに、節電や設備更新等による実質的な削減に取り組む。●TCFD提言への取り組みにおいて定量的なシナリオ分析は実施したが、社会的な要請に応え、さらなる開示の充実に努めていく。●文化振興、スポーツ振興等による持続的な地域の価値向上や人財育成に貢献していく。●地域のリーディングカンパニーとして、地域社会に資する企画や連携を構築する。●経営陣と従業員の意見交換の場の拡大を図り、エンゲージメント向上に取り組む。●挑戦を楽しめる企業文化の浸透施策などにより人的資本経営を強化していく。●ステークホルダーとのエンゲージメントを通して、ガバナンスの強化や各種開示の充実を図る。課題認識(サマリー)地域経済の持続的な成長・地域産業の育成環境保全と気候変動対応豊かな地域社会の実現従業員エンゲージメント向上コーポレートガバナンス強化■■マテリアリティとアクションプラン山形銀行の目指す方向VISION

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