山形銀行統合報告書2025 :: Pro-Act
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Point 02Point 03M&Aに対する攻めの姿勢専門会社に負けないノウハウM&A後のスムーズな統合支援事業承継計画の策定支援コンサルティング当行におけるM&A業務の特徴2024年度の実績事業承継支援先数 159先2025年3月末までの実績(累計)事業承継計画策定支援件数(2019年4月〜2025年3月)うちNextNote成約実績大口コンサル成約実績 後継者不在型の「事業承継型M&A」に限らず、業界再編や成長戦略を目的とした譲渡ニーズに対するご支援など、M&Aの形態も変化しています。譲渡企業から相談を受け、譲受候補先を紹介し、当行が仲介者として伴走していくケースが基本となりますが、当行は、M&A成約後のスムーズな統合プロセス支援が高く評価されております。121件63件58件取り組み取り組みPoint 01 事業承継・M&A分野への取り組みは、地域企業の経営課題解決策として重要な業務と位置づけています。第21次長期経営計画「Pro-Act」においてもコンサルティングビジネス強化と事業領域拡大を重点戦略の1つに掲げ、地域経済の持続的な成長と地域産業の育成を目指し取り組みを前進させていきます。2024年度の実績M&A支援先数  M & A の 専 門 家 を 認 定 する「M&Aシニアエキスパート」資格の取得に取り組んでおり、当該資格保有者は100人を超えています。県内各エリアに資格保有者が在籍しており、後継者不在などの課題を抱える企業やM&Aを活用し成長戦略を描く企業など、県内企業の存続や成長のご支援をしております。45先 高齢化社会の進展により当地区の企業経営者が世代交代を迎えることから、円滑な事業承継による企業の成長発展を支援するため、当行では、2007年より東北地銀に先駆け、事業承継支援業務を開始しております。当初は、2名の専担者で業務を開始しましたが、事業承継ニーズの高まりに対応するため、段階的に増員しながらお客さまの支援活動を行うとともに、ノウハウの蓄積を図ってきました。2015年4月には専門部署を設置し、現在は、コンサルティング部内に事業承継専担者4名、M&A業務専担者4名、プライベートバンキング担当者3名、統括者含め合計11名で事業承継のサポートに当たっております。 2020年4月より当行独自の取り組みとして、全行を挙げてお取引先企業の後継者確認活動を実施しております。お客さまの事業承継の意向や課題をヒアリングのうえ、ご検討状況に寄り添った支援活動を行っております。これまでの経験で培ってきたノウハウをもとに、円滑な事業承継支援を通じたお客さまのさらなる成長発展を支援していきます。 業務開始からこれまでに2,000件を超える事業承継相談に対応してきました。2019年4月に「やまぎん事業承継サポート〜NextNote(ネクストノート)〜」の取り扱いを開始して以降、事業承継計画の作成支援コンサルティング業務を行っております。 経営者の高齢化・後継者問題に加え、経営環境の変化による先行き不安等の理由により、休廃業を検討するお客さまが増えるとともに、業界再編への対応や成長戦略の一環として譲渡を検討するお客さまも増加しております。一方で、企業の成長発展を目指し、事業拡大を目的に商圏の拡大、商材の拡充、周辺業種への参入等を検討するお客さまもおられます。当行は、その両社のマッチング機能を担うことで地域の雇用を守り、事業拡大の支援を果たしていきます。山形銀行の強み ADVANTAGE1 0事業承継M&A0607

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