山形銀行統合報告書2025 :: Pro-Act
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第21次長期経営計画「Pro-Act」2024年4月〜2027年3月当 行 は 、2 0 2 4 年 4 月より 第 2 1 次 長 期 経 営 計 画「Pro-Act」(2024年度〜2026年度)をスタートしました。本長計は、2030年に向けた長 期ビジョン「お客さまの価値を共に創造し、地域ポテンシャルを最大化する金融・産業参画型ハイブリッドカンパニー」の実現に向けたフェーズ2と位 置づけております。これまで挑戦してきた 変 革 を 踏 まえつつ 、組 織 としての 専 門 性(Pro)をさらに高めるとともに、役職 員一人一人が 積極的に行動(Act)することで企業価値の向上を実現してまいります。名称である「Pro -Ac t」(プロアクト)には、2つの思いを込めております。まずは、「Proac t」を一つの単語で捉えた「先を見越した行動」という意味であります。20年以上にわたり続いてきたゼロ金利・マイナス金利環 境から、金 利のある世界が現 実となった今、先を見越した行動、前向きな行動により、銀 行本来 のコアビジネスを強化するという意志を示しております。また、「Pro」には、前進やプロフェッショナル、「Ac t」には行動や振る舞いという意味があることから、もう一つは、長期ビジョンの実現に向けて、職 員一人一人が 専門性を高めグループ一丸となって前進し、お客さまの 価 値をともに創造し、当行の企 業価 値を向上させるという決意を表現しました。近 年 の 社 会 情 勢は、国 際 紛 争 等に起 因するインフレの進行や地 球温暖化が原因と見られる異常気象の多発、人権やジェンダー平等に対する考え方の定着など、サステナビリティの重要性が 高まる中で大きな転換期を迎えています。地域金融機関を取り巻く環境をみても、人口減少に伴う経済規模の縮小やデジタル 社会の進 展に伴う他業種との競争など、さまざまな脅威が 継続している状況にあります。当行が地盤とする山形県はその傾向が顕著で、地域のお客さまはさまざまな不安を感じているはず です。だからこそ、当行はこれまで以上に地域やお客さまに対し真摯に向き合い、地 域 ポテンシャル の 最 大化に取り組むことで成長を続 ける 必 要 が あると認 識しております 。地 域 ポテンシャル の 最 大化と当行グループの 企 業価 値向上の両立こそが第21次長期経営計画「Pro-Act」の位置づけであります。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 重点戦略_❶お客さま本位の営業体制重点戦略_❷コンサルティングビジネスの強化と事業領域拡大重点戦略_❸本業利益の向上と金利上昇局面での経営重点戦略_❹人的資本経営/プロフェッショナル人財重点戦略_❺DX戦略重点戦略_❻有価証券ポートフォリオの再構築 山形銀行の目指す方向 VISION2 8 長期ビジョンに掲げるビジネスモデルと実現する価値新長期経営計画 第21次長期経営計画「Pro-Act」の位置づけと重点戦略

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