成長のイメージを深めたい方へ

はじめて物語 -入行1年目の成長実感

はじめて物語 わたしがここで
学び成長し得たこと

法人営業

見立 康太さんのはじめて物語

山形南営業部 営業第一部
2025年入行 | 理学部卒

焦っていい。
それでも「準備で追いつく」と
決めた一年。

社会人1年目。
わからないことが当たり前で、
先輩の背中が眩しく見える日もある。
それでも、「まずは一人でやってみる」ことを
大切にし、挑戦していく。
これは、試行錯誤しながら、
一歩ずつ前に進んでいった
見立康太さんの物語です。

STORY.1

ワクワクの裏側にあった、責任という実感

高校時代から数学が好きで、統計学やプログラミングなどを幅広く学べるデータサイエンスコースに惹かれ、山形県内の大学へ進学しました。大学では花笠踊りを踊るサークルに所属し、県内外のイベントに参加。海外で踊りを披露する機会にも恵まれました。コロナ禍で思うように活動ができない時期には、踊りの動画を配信し「少しでも多くの方に元気を届けたい」という想いで取り組んだことも、今の自分につながっていると感じています。

就職活動の軸は、愛着のある山形で働き、地域に貢献すること。一方で、大学で学んだITの知識を生かせる企業にも関心があり、県外のIT系企業も視野に入れていました。その中で最終的に山形銀行を選んだ決め手は、「働いている自分の未来が一番面白そうだったから」。明確に「これがやりたい」と言い切れるものがまだ定まっていなかった自分にとって、キャリアフィールドが広く、さまざまな挑戦ができる環境は大きな魅力でした。金融機関として地域に貢献できる点も、背中を押した理由の一つです。

入行後は研修センターで社会人としての基本や、山形銀行の行員として大切にすべき姿勢を学びながら、営業店では窓口業務も経験し、早い段階からお客さま対応にも携わりました。すべてが初めてで覚えることも多く、とにかく「数をこなして慣れる」ことを意識していました。そんな中、研修初日に講師から「もう大学生ではないんだよ」と言われたこと、そして建て替え工事中の新本店を見学したことが、自分の意識を切り替える転機になりました。「山形で存在感のある山形銀行の行員としての意義と責任」を実感し、仕事に本気で向き合うスイッチが入った春でした。
STORY.2

メモから始まった、
小さな自信の積み重ね

初期研修を終えると、営業店での研修が本格的に始まりました。まずは融資課で融資業務や周辺知識、社内ルールを学び、その後は「諸届」の業務を担当しました。住所変更や印鑑変更、キャッシュカードの暗証番号変更など、お客さまからのご依頼を窓口で完結させる仕事です。窓口業務よりも手続きが複雑で、些細なミスが大きな影響につながる可能性がある。だからこそ、常に緊張感を持って取り組んでいました。

その中で、私が続けていたのが「自分用の整理されたメモ」を作ることです。最初は教わったことをただ書き並べているだけでしたが、それでは見返したときに使えないと感じました。そこで、実際の書類に自分が記入すべき箇所へ印をつけたり、つまずきそうなポイントを短く整理したりして、「見ればすぐ動けるメモ」に作り直しました。また、日々の業務で「できたこと」「できなかったこと」を記録し、自分の理解度を把握することも意識しました。そうすることで、先輩に「ここまではできます」「ここはまだ不安です」と具体的に相談できるようになり、業務をよりスムーズに進められるようになったと感じています。

そして夏、私にとって大きな一歩となったのが、暗証番号再登録の手続きを初めて一人で完遂できたことです。これまでは先輩の隣で対応していましたが、「一人でやらせてください」とお願いしました。番号を一つ間違えるだけで大きな影響が出るため、不安はありました。それでも、自分で作ったメモを確認しながら慎重に進め、無事に最後までやり切ることができました。終わった瞬間、「銀行員として初めて自分の力でお客さまのお役に立てた」と感じ、大きな達成感を覚えました。この経験が、「やればできるかもしれない」という自信につながったのだと思います。
STORY.3

目標を刻みながら、
「提案する自分」をつくっていった

諸届で初めて一人で業務を完遂できたことは、大きな自信になりました。ただ、その自信は「もう大丈夫」という感覚ではなく、「次は営業だ」という緊張と隣り合わせのものでした。

個人営業の研修が始まったとき、正直に言えば不安の方が大きかったと思います。商品知識も十分とは言えず、お客さまの前で自分が説明している姿を、まだ具体的に思い描けませんでした。だからこそ私は、まず“整理すること”から始めました。3か月間をどう過ごすかを考え、1か月ごとに目標を立てました。1か月目は、主力商品や先輩に教えていただいたポイントを覚えること。2か月目は、商品を比較しながら説明できるようになること。3か月目は、実際の提案の中で大切なポイントを体得すること。段階を分けることで、「何ができていて、何が足りないのか」が見えるようになり、漠然とした不安が具体的な課題へと変わっていきました。また、目標は自分で決めて終わりにせず、先輩に「どこまでできるようになれば良いですか」と確認しながらすり合わせました。そうすることで、目標が“掲げるもの”ではなく、“動くための基準”になっていったと感じています。

営業活動では先輩に同行させていただき、訪問前の準備や商談中の会話の流れを間近で学びました。ただ隣で聞くだけでなく、「自分だったらどう提案するか」と考えながら臨むことを意識しています。受け身ではなく、自分の言葉で説明できる状態を目指すようになりました。私は理系出身ということもあり、理解できていることについては筋道立てて説明することは得意だと感じています。一方で、理解が浅いままでは説得力は生まれません。だからこそ、自分の言葉で説明できるレベルまで落とし込むことを大切にしていました。

そんな日々の中で、同期の存在は大きな支えでした。困ったときはまず同期に相談し、できたことがあれば一番に共有する。自分が悩んでいることは、同期も同じように悩んでいることが多く、それだけで安心できました。同時に、同期の成長を見て「自分も負けていられない」と思えることもありました。一人で努力しているつもりでも、実際は周囲に支えられながら前に進んでいる。そう実感できたからこそ、不安があっても立ち止まらずにいられたのだと思います。諸届で得た小さな自信から、目標を立て、準備し、挑戦する。その積み重ねを、同期や先輩と確かめ合いながら続けることができ、「提案する自分」の輪郭が、少しずつ見えてきた季節でした。

STORY.4 冬、
そして次の春へ

焦りは消せない。
だから「聞く力」と
「挑戦の場数」で追いついていく

2年目からは、一人で営業活動をすることになります。正直に言えば、不安も焦りもあります。同行訪問で先輩の姿を見るたびに、「あと数か月で自分はここまでできるのだろうか」と考えてしまいます。それでも、この一年を振り返ると、できないことばかりだった状態から少しずつ前に進んできました。メモを取り、目標を立て、振り返りを重ねる。その積み重ねが、自分を支えてくれていると感じています。だからこそ、2年目も同じように、準備を続け、挑戦を重ねていけば、きっと前に進める。そう思えるようになりました。

その積み重ねの先に、私が思い描いている将来があります。それは、いずれシステム企画部に入り、銀行業務のDX化に関わってみたいと考えています。大学で学んだことを、今度は地元である山形のために生かしてみたい。その思いは、入行前から変わっていません。ただ、どんな仕組みをつくるにしても、現場のことを知らなければ本当の意味で役立つものにはならないと思っています。営業や窓口での経験を通して、「お客さまが何に悩み、何を求めているのか」を自分の実感として理解できるようになること。その一つひとつの経験が、きっと将来の自分につながっていくはずです。

だから今は、焦りを抱えながらも、目の前のお客さまと向き合うことに集中したい。一つひとつの経験を、自分の中に確かなものとして積み重ねていく。その先に、入行前に思い描いた“いちばん面白そうな未来”があると信じています。