はじめての外貨預金
外貨預金とは?
外貨預金とは、日本の通貨「円」ではなく、外国の通貨で預ける預金です。米ドル・ユーロ・豪ドルの外貨建てでお預け入れいただき、その外貨を発行している国の金利水準に応じた金利でお利息がつく預金です。また、日本円での預金と同様、定期預金の他に普通預金のお取り扱いがございます。
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円を外貨に交換する際、および外貨を円に交換する際、それぞれ必ず「為替手数料」がかかります。
実際のお取り引の際には、すでに為替手数料が含まれた為替レートが提示されます。円を外貨に交換するときのレートを「TTS(対顧客電信売相場)」、外貨を円に交換するときのレートを「TTB(対顧客電信買相場)」といいます。
為替相場のレート(仲値)とTTS・TTBの関係(参考例)
「仲値」とは、各銀行で独自に決定している為替レートのことです。この仲値とTTSまたはTTBの差額が為替手数料になります。
例えば為替手数料がTTS・TTBそれぞれ1円で米ドルに交換した後に再び円に戻すには、合計2円の為替手数料がかかります。
為替差益を得るためには、為替相場(仲値)が2円以上円安に動く必要があります。
為替変動リスクがあります。
為替相場は変動するため、約定金利と円貨ベースでの実質利回りは一致しません。また円高により為替差損が発生した場合には、お引出時の円貨受取額が、お預入時の円貨払込額を下回り、「元本割れ」となる場合があります。
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それでは、外貨預金の運用例を見てみましょう。
リスクと上手に付き合うポイント
1.それでは、外貨預金の運用例を見てみましょう。
ドルコスト平均法イメージ図
外貨の購入単価を平均化することができます。
円を外貨に交換するタイミングを判断するのは難しいものです。そこでオススメなのが、資金と購入日の分散です。例えば500万円の資金を運用するのであれば、500万円を一度に外貨に交換するのではなく、100万円ずつ5回に分けて外貨に交換すれば、購入コストが平均化されます。この購入方法は「ドルコスト平均法」といいます。
2.複数の通貨で分散。
外貨による分散の例
バランスのとれた運用が可能になります。
例えば、米ドル預金だけ持っている場合、円/ドルの為替相場が円高ドル安に動くと、為替差損が生じる可能性が高まってしまいます。そのとき、ユーロや豪ドルなどの預金も持っていれば、それらの通貨が米ドルの為替差損分のリスクをカバーできる可能性があります。当行では「米ドル」「ユーロ」「豪ドル」の3つの外国通貨を取り扱っています。バランスよく保有して変動リスクを分散しましょう。
3.余裕資金で運用。時間を味方につける。
外貨のまま運用
機会を見て円に戻す
満期日に円に戻す必要はありません。
慌てずに次の策を考えましょう。
外貨定期預金は、満期日に必ず円に交換する必要はありません。引き続き外貨定期預金に預ける、またはじっくり運用するのであれば、同じ通貨の外貨建て個人年金保険等の資金にするのもひとつの方法です。どうしても円に戻したい場合も、満期日当日に円に戻すのではなく、同じ通貨の外貨普通預金に預け替え、為替相場の動きを見て円に交換しましょう。短期の1カ月もの定期預金などに預け替えれば、待っている間も利息を増やすことができます。
外貨預金 留意事項
- 外貨預金には為替変動リスクがあります。為替相場の変動により、お受け取りの外貨を円換算すると、当初外貨預金作成時の払込円貨額を下回る(円ベースで元本割れとなる)リスクがあります。
- 円を外貨にする際(預入時)および外貨を円にする際(払戻時)には、手数料(1米ドルあたり1円、1ユーロあたり1円50銭、1オーストラリアドルあたり2円)がそれぞれかかります。お預け入れおよびお引き出しの際は、手数料分を含んだ為替相場である当行所定のTTSレート(お預入時)、TTBレート(お引出時)をそれぞれ適用します。したがって、為替相場に変動がない場合でも、往復の為替手数料(1米ドルあたり2円、1ユーロあたり3円、1オーストラリアドルあたり4円)がかかるため、お受け取りの外貨の円換算額が当初作成時の払込円貨額を下回る(円ベースで元本割れとなる)リスクがあります。
- 外貨預金は預金保険制度の対象ではありません。
- 為替相場に急激な変動が生じた場合、お取り扱いを中断することがあります。
- 外貨預金をお申し込みの際には、必ず最新の商品概要説明書(契約締結前交付書面)をよくお読みいただき、商品内容をご確認のうえご自身でご判断ください。商品概要説明書は、当行の本・支店等 の窓口にてご用意しております。
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